日はまた昇る

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安全保障

ウクライナ戦争は第二段階へ

(出典:IGW) ウクライナの善戦、キーウは陥落していない 3月6日に次の投稿を書いた。それからもう2週間。様々な動きがある中で戦争は続いている。 thesunalsorises.hatenablog.com上記の投稿を書いた2週間前。私は本気でキーウ(キエフ)の陥落を心配し…

停戦交渉に欠けているピース(piece)をそろえよ

はじめに これはウクライナ戦争に関する私の3つめの投稿だがこれが最後になる。この投稿が私が訴えたい結論なのでよかったら読んでほしい。 1つめの投稿(2月27日) thesunalsorises.hatenablog.com 1つめの投稿の要旨は次の通り。 ロシア軍の攻撃軸はほ…

ウクライナ戦争をエスカレーションさせてはいけない

はじめに この投稿はロシアを擁護するものでは全くない。プーチンの戦争は21世紀の蛮行として長く歴史に残るのは間違いない。 ただその前に、この投稿ではロシアの軍事的なオプションを検討し、それによってウクライナがどんな被害を被る可能性があるかを検…

ロシアのウクライナ侵略は新たな世界秩序の始まりか?

はじめに ロシアのウクライナ侵略に強く抗議する。力によって他国を従わせる。こういったことを許してはいけない。ウクライナが既に受けた被害、これから起こるであろう受難に心を痛める。私は言葉を発することしかできない。だからせめて気は心だけでもとウ…

【2021総選挙】国民は迷いつつも明確な意思を示した選挙

はじめに 2021年総選挙が終わった。 立憲民主党や共産党などが一本化した候補は激戦を演じたが、立憲民主党も共産党も議席を減らしてしまった。政権交代は遠かった。 自民党は議席を減らしたが激戦区の多くを制し単独で絶対安定多数を確保した。大善戦と…

韓国に「さようなら」を言う日に備えよう

2年半前のブコメ*1 2017年2月、潘基文氏が韓国大統領選を撤退したという記事に、私はこんなコメントを書いた。「英雄」潘氏、衝撃の撤退 韓国大統領選へ態勢整わず:朝日新聞デジタルこれで文在寅が大統領になる可能性が高くなった。文在寅の政策は破…

トランプ政権発足。それは新たな世界秩序の始まり

トランプ大統領誕生 2017年1月20日。アメリカのトランプ大統領が就任した。 トランプ氏の支持者には申し訳ないが、世界中のかなり多数の人が、就任後の世界に不安を感じていると思う。 私もその1人だ。どんな就任演説を行うのか、アメリカの大統領の…

分離独立運動は流血を招く(中)

お詫び 前編を書いてから、5か月あまりが経過した。 id:Mukke氏からの宿題という認識はあったが、まとまった時間がとれず伸ばしてしまった。その点、申し訳なく思う。 いまさら感は大きいのだが、宿題は宿題なので、7月以降、仕事が落ち着いてきて時間が取…

分離独立運動は流血を招く(前)

おさらい この投稿は気が進まない。 ただ私のブックマークコメントに対してid:Mukke氏から氏のブログでそれなりに長い文章の批判投稿をいただき、その際Mukke氏から私のブログで反論投稿するよう要求をうけ、それに応じたので書いている。 気が進まないのは…

日本人人質殺害。テロは所期の成果をあげた。

悲しくて、怒りがこみ上げる。 ISILが、2人の日本人を人質にとった。そしてその2人とも断首されて殺された。 いつ殺されたのかはわからない。 その報に接したのは、日本時間で湯川氏の殺害が1月24日夜、後藤氏の殺害が2月1日早朝だった。 生きた…

後藤さん 湯川さんの殺害を強く非難する。私たちは屈しない。

後藤健二さん、湯川遥菜さんに謹んで心からの哀悼の意を表します。 どうぞ安らかに。 ご遺族の方、ご関係者のご心痛を思うと、言葉がありません。 この哀しみと怒りを、同じ日本人として共有いたします。私はこの蛮行を許せませんし、テロには屈しません。 …

攻撃的現実主義ってこういうものなんだけど(実践編)

はじめに この投稿の前編となる理論編では、攻撃的現実主義の基本的な理論の説明をした。 もし、まだ理論編を読んでいただけていないなら、ぜひ理論編から読んでほしい。この実践編では、説明の都合上、攻撃的現実主義の理論(大国政治の理論)で使われてい…

攻撃的現実主義ってこういうものなんだけど(理論編)

はじめに 少し前に書いた「河野談話検証で手詰まりとなった日韓両国」と、その補足説明をした「みなさん!現実主義って用語、誤解してませんか?」という記事を思いの外、たくさんの人に読んでもらえて感謝している。 いくつかそれに対する反論の投稿もあっ…

安全保障問題で軍事力を考慮しないのは片手落ち

現実主義について言及されたこともあるし、7月8日にid:scopedog氏が投稿した『中国から見た日本の集団的自衛権容認、中比紛争への日本軍介入の可能性』という記事について考えてみることにしたい。 総論としてはこういう国際関係についていろんな視点で考え…

限定的な集団的自衛権は何をもたらすか

2014.7.1 安倍内閣は、これまで憲法上権利は保有するが行使はできないとされていた「集団的自衛権」について、限定的ながら権利行使の容認を含んだ閣議決定を行った。 今回は、この集団的自衛権行使容認によって、何が変わっていくのか考えてみたい。 なお、…